時計の読み方は、頭が柔らかいころから教育するのが良いでしょう。
しかし、家にある時計は子ども向けではありません。
知育玩具で楽しく学べるのが一番です。
私がおすすめするのは、公文式の「NEWくるくるレッスン」です。
時計を教える知育玩具の中では、Amazonでも圧倒的に人気が高い商品です。
実際に使ってみた感想をまとめてみます。
もくじ
メリット
色で分かりやすい
この時計は、短針が赤、長針が青になっています。
文字盤のうち短針に対応する部分は赤い文字で、長針に対応する部分は青い文字で書かれています。
長針に対応する文字は1から59まで全ての数字が書かれています。
適当な時間に合わせて、
「いまなんじ?」
と子どもに聞き、次に、
「赤い文字を見てごらん?」
「青い文字を見てごらん?」
というように、順に時間と分を色で指し示すことができます。
「赤は5だね」
「青は20だね」
「だから5時20分だね」
という流れで説明できます。
色で示されると、子どもは親しみやすく、楽しみながら覚えることができます。
短針の指す部分の幅に対応
たとえば10時30分では、短針が10と11の間を指すことになります。
「10と11の間なのに10だ」
という認識は、最初は子どもにとっては戸惑います。
10と11の間の何もない空間を指しているのに「10だ」と簡単に分かるのは、すでに読み方を熟知した大人だけです。
この時計は、10と11の間は全て10だと分かるよう、幅を持って赤い数字が書かれてあります。
まずはこの部分を読ませることで、「短針の読み方」を簡単に教えることができます。
デジタルも一緒に学べる
数字を覚えたばかりの子どもにとっては、アナログ時計は難易度が高いものです。
まずはデジタルから、「何時何分」という時刻の呼び方を学んでいくほうが良いでしょう。
この時計は、下側にデジタル時計もついています。
アナログで時間を設定すると、自動的にデジタル側も同じ時刻になります。
デジタルを見て数字を読ませ、アナログを見てそれが一致していることを教える、という流れで学ぶことができます。
午前、午後も学べる
子どもにとっては、「1日に同じ時刻が2回ある」というのは感覚的に理解しにくいものです。
例えば、
「1日に9時が2回ある」
という状況を、「9時と21時」と教えても決して理解できません。
この時計では、下側のデジタルの左側に、昼と夜を示すイラストが付いています。
同じ9時を示していても、午前か午後かを下で区別できるようになっているのです。
これによって、まずは「午前と午後、短針が時計を1日に2週するのだ」という事実を感覚的に理解させることができます。
音が鳴って楽しい
デジタル側は、アナログ側の読み方の答えが書かれてあることになります。
デジタル側は赤いシャッターで簡単に隠せるので、子どもにアナログ側を読ませ、シャッターを開けて答えを確認する、という流れで遊びます。
シャッターを開ける時は、チン!という音がします。
「音とともに正しい答えとイラストが現れる」
というのは、子どもにとって楽しく学べるきっかけになります。
段階を踏んで学ぶことができる
ステップアップカバーをかぶせることで、長針が指す青い文字を隠すことができます。
つまり、大人が見る時計と同じ、短針の数字のみが並んだ時計に変えることができるわけです。
長針の読み方がわかってくると、このカバーを使って一段階難易度を上げて学習することができます。
長く使える知育玩具と言えるでしょう。
軽くて持ち運びが楽チン
プラスチックでできているので、持ち運びは非常に簡単です。
子どもが気に入れば、バッグに入れて持ち出して、屋外で楽しむこともできます。
レストランに行って注文後の待ち時間に触らせることも可能です。
とにかく安い
時計を学ぶおもちゃの中では、おそらく最安値です。
これだけ充実した機能が付いているのに、Amazonでは1000円を切っています(時期によって価格は変動します)。
迷わず購入できる価格設定です。
デメリット
短針だけ動かすことはできない
時計なので当たり前ですが、長針を動かすことでしか短針は動きません。
例えば、短針を3から9に持っていきたいと思った時、長針をぐるぐる6周させることになります。
時計の仕組みを学ぶためには必要な構造ですが、子どもは時に赤い方を動かしたがります。
スマホの時計アプリでは両方が自由に動くものもありますので、ごく小さい頃は、
「短針だけでも動くように設定を変えられたら」
と思うことはあります。
何歳から購入すべきか?
時計を学ぶには、まず数字をある程度読めるようになっている必要があります。
対象年齢は3歳以上と考えるのが良いでしょう。
ステップアップカバーを使えば、さらに6歳頃まで使うことができます。
まとめ
時計を学ばせるには、これ以上良いおもちゃはありません。
色で時刻と分が見やすく、デジタルも学べて、段階的にステップアップできる。
時計の学習には「New くるくるレッスン」が圧倒的にオススメです。