子供にブロック型知育玩具を買ってあげたいと思った時、多くの方が悩むのが、
「アンパンマンのブロックラボと、レゴブロックのどちらを買えばいいのか?」
ということです。
いずれも幼児向けのブロックとしては人気が高く、本サイトの人気ランキングでも、両方上位にランクインしています。
150人が選んだ!本当におすすめの知育玩具、人気ランキング15選!買ってよかったおもちゃはこれ!
私はこれらを両方とも購入し、実際に使用しています。
この経験から感じた特徴と違い、どちらを買うべきかや、両方買った時の互換性について徹底的に解説します。
なお、幼児向けのレゴブロックは「デュプロ」というシリーズです。
この記事でも、デュプロとブロックラボを比較します。
もくじ
ブロックラボの特徴と利点
「遊ばせ方」に特化した知育
ブロックラボは、日本生まれの商品です。
「日本の商品ならでは」といった、知育に対して細かな配慮が行き届いていると感じます。
例えば、以下のような「遊び方サポートシート」が付属しています。
ブロックラボを使ってどんな風に遊べばいいのか、親が学ぶためのシートです。
日々忙しい親にとって、知育について色々と学ぶ時間を確保するのは難しいはずです。
せっかく知育ブロックを買っても、どんな風に遊ばせればいいか悩むケースもあります。
ブロックラボでは、このガイドがあることにより知育のストレスはなくなります。
また、以下の検証表を見れば、子供の年齢に応じて達成の目安が簡単にわかります。
自分の子供の年齢に合わせて、「どのレベルを目指すべきか」が見えやすいのです。
安全性への配慮
写真の左がブロックラボ、右がレゴブロックです。
ブロックラボのブロックは、小さな星型の穴が空いているのがわかりますね。
万が一喉に詰まらせた時に、空気の通り道が空いているわけです。
もちろん、小さな子供が口に入れても飲み込めないような大きさではありますが、こうした細かな配慮には好感が持てます。
アンパンマンという世界観
やはり子供はみんなアンパンマンが大好きなので、まず子供の興味を引くことができます。
アニメや本で見たアンパンマンのキャラクターを使ってブロック遊びができると、子供は夢中になります。
こうした温かみのある世界観の中で想像力や創造力をはぐくむことができるのです。
これは、比較的無機質なブロック型知育玩具であるレゴブロックにはない魅力と言えるでしょう。
ひらがなや物の名前も学べる
ブロックラボは、ブロックにイラストや文字が書いてあるものが多いです。
ブロック遊びをしながら、ブロックの側面に何が書いてあるかを学ぶこともできます。
書かれたひらがなを読む練習をしたり、
「これはドキンちゃんだね」
というように、イラストを使って子供とお話をしながら遊ぶこともできます。
友達同士で遊ぶ時も、こうした会話が社会性やコミュニケーション力を育みます。
日本生まれの知育玩具の利点と言えるでしょう。
レゴブロックの特徴と利点
歴史が証明する知育効果
レゴブロックが生まれたのは1930年代。
長い歴史を持ち、現在140ヶ国以上、年間約750億パーツが販売されています。
この長い歴史の中で生き残ってきたことは、その知育玩具としての質の高さを証明していると言えます。
遊び方の多様性
一つ一つがシンプルなピースなので、多様な遊び方ができます。
色々な形を組み合わせることで、立体感覚や空間認識力を鍛えることができます。
図形を身近に感じることができ、算数にも強くなります。
「飛行機を作りたい」「家を作りたい」といった、完成された頭の中のイメージを目指してブロックを組み立てることが、創造力に繋がります。
豊かな色彩感覚
一つ一つが色鮮やかにペインティングされています。
青、赤、黄、緑といった様々な色のブロックを組み合わせることで、色彩感覚を養うことができます。
親子で一緒に遊ぶ時も、
「あの青いブロックと赤いブロックをくっつけてみよう」
というように会話することで、色の名前を覚えることもできます。
ブロックラボはイラストが書かれてあるものが多いですが、レゴブロックは「色彩そのもの」を大切にしていることがわかります。
しっかりした接続が可能
ブロック同士の接続は、レゴブロックの方がブロックラボより強く頑丈です。
この接続の強さの差は、一度自分で繋げてみると簡単に分かります。
よって、車や電車など大きな構造物を作って持ち運んだりする時は、レゴブロックの方が崩れにくく安心です。
ブロックラボは、レゴブロックに比べるとゆるい接続ですので、やや「低年齢向け」と私は考えています(詳細は後述)。
長い期間遊べる
レゴブロックは、アンパンマンというキャラクターに興味がなくなっても遊び続けることができます。
6歳頃まではデュプロシリーズを使用することができますので、ブロックラボより長い間楽しむことができます。
また商品の種類も圧倒的に多いため、次々と新しいピースを増やし、作れる立体を増やしていくことができます。
レゴとブロックラボの互換性はあるのか?
レゴブロックとブロックラボの互換性はあります。
上の写真のように、スムーズに接続は可能です。
したがって、「最初にブロックラボを買ってそのあとにレゴブロックを買い足す」といったことは十分可能です。
ただし、注意が必要なポイントもあります。
高さに差がある
まず、「幅は同じだが高さに差がある」という点に注意してください。
ブロック同士の幅は同じなので、簡単に接続は可能であることは前述の通り。
しかし、上の写真のように、高さに差があります。
左はブロックラボの1ピース、右はレゴブロックの2ピースです。
ややブロックラボの方が1ピースあたりの高さが高いことが分かります。
ブロックラボのピースは、全体的にレゴブロックより高さが高いため、大きなものを組み立てるとき、微妙な差が生まれてしまいます。
子供が正確な形を求めて何かを作る時は、どちらか一方を使うよう指導した方が良いでしょう。
人形の扱いの違い
人形のピースの互換性もあります。
左は土台がレゴ、人形がブロックラボです。
右は土台がブロックラボ、人形がレゴです。
いずれも問題なく接続できますね。
ただし、次の写真を見てください。
レゴブロックの人形は立った状態でも座った状態でもスムーズに接続可能です。
しかし、ブロックラボの方は、座った状態での接続ができません(少し浮いていますね)。
これは互換性の問題ではなく、ブロックラボの人形ピースの扱いの問題です。
ブロックラボでは人形(アンパンマンに出てくるキャラクター)を立った状態で接続して使うと御考えください。
例えば、子供が「車や電車を作ってそこに人を座らせたい」と思った時、ブロックラボではその願いは叶わないということです。
結局どっちを買えばいい?
ブロックラボとレゴブロックは互換性があり、かつそれぞれに利点があるので、どちらを買えばいいか迷ってしまいますね。
私自身が子供に両方とも使用した経験を踏まえた上で提案するのは、
「3歳まではブロックラボ、4歳以上はレゴブロックを買い足す」
という方法です。
3歳までは、
アンパンマンというなじみのあるキャラクターでブロックに興味を持ってもらう
遊ばせ方を親が分かりやすくストレスが少ない
ゆるい接続で小さな手でも扱いやすい
という利点が生きてきます。
一方、それを超えると子供は自力で遊べるようになるため、
多様な立体を作ることで創造力を養う
商品の種類が多いため、ブロックを次々に買い足し、長い期間遊べる
といった利点が生きてくると考えるべきでしょう。
年齢別おすすめの商品
前述の「3歳まではブロックラボ、4歳以上はレゴブロック」という視点から、おすすめ商品を紹介します。
1歳から3歳まで
1歳半〜3歳で買うべき商品は、ファーストブロックと呼ばれるシリーズです。
おすすめは以下のブロックワゴンです。
ベーシックなピースが一通り入っているので、これが一つあれば十分に楽しめます。
ワゴンがおもちゃ箱の代わりになるため、買い足したブロックも一緒に片付けることができます。
お片付けを学ぶことができるという利点もあります。
また、ひらがなを学ぶことができる以下の商品もオススメです。
ブロックラボ アンパンマンひらがなブロック(ファーストブロックシリーズ)
こうした商品があるのは、日本製の知育玩具だからこそ実現できる大きなメリットです。
4歳から6歳まで
4歳以上で初めてブロック型知育玩具を買う場合は、以下の商品がオススメです。
ベーシックなブロックとキャラクターが一通り揃ったセットです。
家や車を作ることができます。
男の子と女の子、亀、ウサギも一通り揃っています。
バケツがついていますが、容量には余裕があるため、こちらも買い足したブロックを一緒に収納することは可能です。
すでにブロックラボのワゴンを持っていてケースが重複すると場所を取る、という場合は以下の商品がオススメです。
動物が豊富にいるもの↓
お店など「街づくり」ができるもの↓
こうした、実生活に根ざしたリアリティのある世界観を作れるのがレゴブロックの魅力だからです。
4歳以上を目安に、こうした商品に切り替えると良いのではないかと思います。
(もちろん私の息子の実体験として3歳以下でもレゴブロックは楽しめますので、こうした年齢制限を厳密に守る必要はありません)
それぞれの商品についての詳しいレビューは以下の記事をご覧ください。
アンパンマンブロック「ブロックラボ」とレゴの違い、感想と選び方、おすすめ商品 子ども向けレゴブロック デュプロは何歳から?おすすめの商品はどれ?