小学生になると、学校で漢字を学ぶことになります。
しかし、小学1年生から6年生までの間に学ぶ教育漢字の数は1000以上。
この膨大な数の漢字を、6年間で詰め込むのは大変です。
よって理想的なのは、小学校に入学する少し前の段階で知育玩具を使って漢字を遊びながら学んでおくことです。
しかし、漢字を学ぶためのおもちゃやドリルなどはたくさんあり、どれを選べばいいのか分からない、という方は多いのではないでしょうか?
そこでおすすめなのが、くもん式の「漢字カード」です。
歴史ある公文式の知育玩具というだけあって、その機能性は秀逸です。
実際に使って感じたメリットをまとめます。
漢字カードのラインナップ
漢字カードは第1集から第3集まで3種類あります。
1商品あたり、収録された言葉は40種類。
3つともマスターすると、120種類の言葉を覚えられることになります。
第2集以降は熟語になり、第3集には3文字熟語も含まれているため、覚えられる「漢字の数」にすると、かなり多くなります。
覚えやすい勉強方法
カード1枚ずつに一つの漢字が大きく書かれ、とにかく見た目で覚えやすいのがメリットです。
また、漢字の裏にはその漢字が示すもののイラストが書かれてあります。
漢字を覚えるだけでなく、「言葉」を覚えることができます。
一つ一つ言葉を認識しながら、それに対応する漢字を覚えていく、という流れになるわけです。
これにより、思考力や読解力を身につけることができます。
かるたのように漢字を勉強できる
漢字側を面に向けて広げ、親がクイズのように漢字を読み、該当するカードを選ぶ、というかるたゲームのような遊び方ができます。
たとえば、上の写真のように、親が、
「ブタはどれ!?」
と聞くと、全体を見渡し「豚」のカードを取り、すぐに自分で裏返して答えを確認、という流れです。
カードはA5サイズで持ちやすく、幼児でも簡単に扱えます。
このように、遊びながら漢字を学習することができるのは秀逸な特徴です。
漢字カードのコンセプト
くもんの漢字カードには、「読書力はすべての学習の基本です」と明記されています。
コンセプトは、
・文字への興味を高めること
・ことばの発達をうながすこと
・読書好きな子どもを育てること
です。
国語の学習だけでなく、算数、理科、社会とあらゆる学問の学習に置いて、「読書力」は必須になります。
文章を読み、考える力を、このカードを使って鍛えることが重要です。
身近な言葉から覚えられる
小学校では、画数が少なく書きやすい漢字から覚えていくのが一般的です。
この覚え方にあまり合理性はなく、日常的に使う頻度の少ない漢字でも簡単なものは覚える、ということになります。
一方この漢字カードで選ばれた漢字は、
「幼児に身近なことば」
に特化しています。
例えば、「傘」「靴」「鏡」「猫」など、漢字としては少し難しいくらいのものも並んでいます。
しかし、これらは幼児が普段から目にするものばかり。
第3集になると、
「幼稚園」「運動会」「新幹線」
など、「少し難しいものの何を指しているのかイメージしやすい」という言葉が扱われています。
小学校で漢字を体系的に学ぶ前に、身近な単語を構成する漢字を覚えておく、というコンセプトは、極めて理にかなっています。
英語学習にも使える
なんとこの漢字カード、英語の学習にも使うことができます。
イラストが書かれた側の右下に、その言葉に対応する英単語が書かれています。
これを読んであげることで、英単語も覚えることができる、という優れものです。
もちろん、最初は漢字を覚えるのに特化すればよいでしょう。
しかし、中学受験で英語力が問われるようになった昨今、早めに英語学習に取り組んでおくことも大切です。
余裕があったら、英単語も一緒に読んであげて、英語という言語に慣れさせておくのも一つの手でしょう。
今回は、くもんの漢字カードを紹介しました。
安価ですし、本棚に簡単に保管できて便利ですので、早めに購入しておくのがおすすめです。
まずは第1集を買い、子どもが気に入ったら、第3集まで買ってしまうのがよいでしょう。
こちらの記事もご覧ください。
150人が選んだ!本当におすすめの知育玩具、人気ランキング15選!買ってよかったおもちゃはこれ!