「カタミノ」は、世界的に有名な知育パズル(ブロック)型のおもちゃです。
製造しているのは、フランスのギガミック社。
30以上の言語に翻訳され、世界中で賞を受賞するなど、素晴らしい知育玩具を作り続けているおもちゃブランドです。
知育パズルは他にもたくさんありますが、この「カタミノ」は、ルールはシンプルながら飽きのこない、知育効果も高い、秀逸な知育玩具です。
どんなおもちゃなのか、子供にとってどんなメリットがあるのかを詳しくまとめていきます。
私が実際に購入し、自分の子供に使った感想ですので、ご安心ください。
カタミノとはどんなおもちゃ?
カタミノは、12種類の木製ピースを組み合わせて指定の枠の中を隙間なく埋めていくパズルです。
いわゆる「テトリス」に似ていますが、テトリスよりやや複雑で、ピースの種類も多いです。
ピースはさまざまな形ですが、いずれも正方形5個分の大きさで、面積は同じです。
遊び方を次の項で分かりやすく解説していきます。
カタミノの遊び方
カタミノの遊び方は、指定のルールに従って「隙間を埋めるだけ」で非常にシンプルです。
順を追って説明してみます。
まず付属の問題集(ルールブック)を見て、まず難易度のレベルを決めます。
最も易しいのは「レベル3」、つまり3種類のブロックを使うものです。
レベル3の中にも、A〜Gまで7通りの組み合わせがあります。
ここでは「A」(上の写真の赤い枠)にチャレンジします。
スライダー(縦の木の棒)を3の位置にセット、その左側が「横3列」になるため、ここに先ほどの指定の3ピースで埋めます。
何となくイメージがわきましたか?
次は「レベル4」を見てみましょう。
同じように、問題集の「4」の欄を見ます。
ここでは「C」(上の写真の赤い枠)にチャレンジしてみることにします。
スライダーを4にセット、指定の4ピースを使ってこの4×5の長方形を隙間なく埋めていきます。
結構難しくなるため、あれこれと試行錯誤が必要です。
このようにレベルを段階的にアップさせ、徐々に難度が上げることができます。
数が増えると、組み合わせはさらに膨大になっていきます。
とてつもない組み合わせの数です。
その組み合わせは、合計なんと36057種類。
もはや永遠に飽きることなく遊び続けることができるといっても過言ではありません。
ちなみに、問題集は作例(答え)は書かれていませんので、自力で挑戦していくことになります。
何歳から使える?対象年齢は?
カタミノの対象年齢は、なんと「3〜99歳」と記載されています。
つまり3歳以上であれば、大人でも楽しむことができるおもちゃです。
確かに「レベル5」以上になると、もはや大人でも結構苦戦します。
「レベル8」や「レベル9」だと、かなりの難関。
高齢者向けに、頭の体操や認知症予防で購入される方も多くいるようです。
子供向けの知育玩具として使うのであれば、4歳〜5歳での購入がおすすめです。
逆に3歳以下だと、ルールの理解が難しく上手に遊べませんので、知育効果を得るにはまだ不十分です。
4歳以降になると、ルールを理解し、かつ手先を上手に使えるようになるため、一人で遊ぶことができます。
幅広い対象年齢なので、6歳以降も引き続き長く使うことができます。
長い間遊べることを考えると、コストパフォーマンスは極めて良いおもちゃと言えます。
カタミノの効果は?
カタミノの知育効果は、何といっても図形への慣れや空間認識力を養えることにあります。
こうした力によって将来的に算数(数学)に強くなり、論理的な思考にも役立ちます。
また、カタミノはゴールが見えやすいのもメリットです。
目標を達成するためには、どのように図形を組み合わせればいいのか、子供は試行錯誤することができます。
この試行錯誤の過程が親にも見えやすいため、
・ここは裏返してみてはどうか
・このはめ方だと後のピースがはまらないのではないか
というように、親が先読みしてヒントを出すことができます。
こうして段階的にステップアップしながらパズルを解くため、簡単に思考力や集中力、根気強さを養うことができるわけです。
さらに、最後の1ピースがはまった時の達成感は、子供に喜びを与えます。
次にステップアップしたい、という意欲につながり、子供は夢中で遊んでくれるのです。
豊かな色彩感覚を養う
カタミノのピースは、それぞれが全く異なる形であるだけでなく、ピースによって色も異なるのが特徴です。
それぞれがカラフルに色付けされ、色彩感覚を養うことができます。
また、形の違いと同時に色の違いを認識することができるため、ピースが探しやすく、単純に「遊びやすい」という利便性の面での利点もあります。
木製の温かみもありますし、ペインティングも上質です。
細かい部分まで計算された、秀逸な知育玩具だと言えます。
普通のパズルとしても使える
カタミノは、前述の通り、指定の枠内を埋めるパズル(スラム)なのですが、他の図形も自由に作ることができます。
大きな図形を作ったり、階段状の線対称な図形を作ったりすることで、図形への感覚がさらに研ぎ澄まされます。
ルールブックには、以下のように直接ピースを置いて図形を作ることができるページもあります。
多種多様な遊び方できる、という点でも、飽きのこない素晴らしいおもちゃです。
ぜひ早めの購入をおすすめします。
なお、こうしたシンプルかつ有名な知育玩具は、劣悪な類似品が出回りやすいため、注意が必要です。
以下のリンクから「ギガミック社の正規品」を購入するようにしてください。
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