知育ブロックにはたくさんの種類があるため、何を買うべきか悩む方も多いでしょう。
中でも5歳〜6歳以上の高年齢層の子供におすすめできるのが「LaQ(ラキュー)」です。
ラキューは、7種類のパーツを使って、様々な平面図形や立体を作ることができる定番の知育ブロックです。
レゴブロックのように創造力を鍛えることができ、かつ、レゴより細かな、複雑な造形が可能です。
ラキューを実際に使用し、その感想、特徴を詳しくレビューします。
ラキューはどんなおもちゃ?
ラキューが秀逸なのは、パーツが7種類のみでありながら、非常にさまざまな図形を作ることができる点です。
この7種類は、正方形と正三角形の2種類の基本パーツと、5種類のジョイントパーツに分けられます。
基本パーツ同士はジョイントパーツがなければ接続できません。
これがレゴブロックやマグフォーマー等の他の知育ブロックとは異なる最大のポイントです。
ジョイントパーツが生み出す細かな造形
ジョイントパーツは、水平方向のものから、斜め、直角と様々なパターンがあります。
基本パーツ同士を様々な角度でつなぎ合わせることで、かなり細かな曲線を描くこともできます。
この「ジョイントパーツ」という概念が、ラキューの最大の特徴と言ってよいでしょう。
ジョイントパーツのおかげで、小さなものから大きく複雑な立体まで、無限の造形を創造することができます。
大人でも楽しめる点はレゴに似ていますが、ラキューは豊富なジョイントパーツにより「斜めの接続」ができるので、レゴより複雑な立体が作れます。
難しい造形であれば、親子で一緒に楽しめる、という利点もあります。
スペシャルパーツで動く作品に
さらに、車輪やシャフトなど、限定的な目的で使うスペシャルパーツもあります。
こうしたパーツを利用することで、車やパトカーなどを作ったり、アクセサリーを作ったりすることができます。
この点でラキューは、知育ブロックとプラモデルを組みわせたような知育玩具と考えるとよいと思います。
もちろん、プラモデルのように完成形が決まった造形だけでなく、自由に立体を形作ることもできます。
パーツの接続が楽しい
パーツが接続する時は、「パチッ」という気持ちのよい音がします。
この「クリック感」がパーツをつなげる時の一つの達成感となり、子供は楽しみを膨らませ、夢中で遊びます。
他の知育玩具には、こうした「つなげる楽しみ」が意識されたものはありません。
また、ラキューの接続はピタゴラスやマグフォーマーと違って、軽い力で外れたり歪んだりすることなく、強く固定されます。
これがラキューのユニークな特徴です。
一方で、外すのも簡単です。
レゴは、パーツ同士が強くくっつきすぎて、外すときに大人の力が必要なことがあります。
ラキューは子供の力だけで簡単に外れるため、お片づけまで一人でできるのです。
手先の知育に
ラキューのパーツは非常に小さく、手先が起用でないと立体化するのは難しいです。
その分、手先の知育に繋がります。
複雑な立体を作る際は、「どこにどのように力を加えるとパーツ同士が接続しやすいか」を考えながら手先を動かすためです。
知育ブロックの中では、最も手先の工夫が要求されるおもちゃです。
色彩感覚と自由な造形
最初は説明書を見ながら目的の図形を作っていくことになりますが、慣れてくるとレゴブロックのように自由な造形が可能です。
作りたいものを自分でイメージし、そのためにパーツをどう接続すればいいか、子供は試行錯誤します。
その過程で、創造力や表現力を鍛えることができるでしょう。
また、全12色のパーツがあるため、豊かな色彩感覚を養うこともできます。
「作りたい立体のどの部分にどの色を持ってくるか」というように、想像力を膨らませながら遊ぶことになるからです。
安心の日本製
ラキューは日本生まれのおもちゃで、奈良の知育玩具メーカー「ヨシリツ」が開発した、完全な「Made in Japan」の商品です。
レゴやマグフォーマーなど、人気の知育ブロックはほとんどが外国製ですが、ラキューは全て日本製。
その分、日本人が日常生活でイメージしやすい商品も多くあります。
日本で生まれ育った子供にとっては、物の名前を覚えたり、知識を増やすには最適だと言えます。
何歳から遊べる?
ラキューのパーツは、「知育ブロックの中でも最も小さい」と考えてよいと思います。
ワミーのパーツよりも小さく、レゴブロックのレギュラー(デュプロではない)よりもはるかに小さいです。
したがって、使用できるのは5歳から、と考えるべきでしょう。
4歳までだと、手先をうまく使えないため、かなり苦労するはずです。
また、最初は説明書を見ながら組み立てていくことになります。
説明書でパーツ同士の位置関係や接続の仕方を確認するためには、やはり5歳以上が望ましいでしょう。
ただし、ラキューの特徴として平面図形も作れるという点があります。
立体ではなく平面での接続だと、比較的パーツ同士が繋げやすく、難易度も低くなります。
また、平面図形の場合、説明書は実物大での記載です。
説明書の上にパーツを置きながら作ることができるのです。
平面であれば、3歳後半〜4歳で、大人の手伝いのもとに遊ぶことは可能です。
ちなみに、こうした水平方向の接続が意識された知育ブロックは、マグフォーマー、ピタゴラス、そしてこのラキューの3種類だけです。
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逆に、難しい立体であれば大人でも少し苦労するくらいですから、6歳以降でも楽しく遊べます。
長く遊べる、という点もラキューのメリットです。
注意点
前述の通り、ラキューはパーツが小さいのが特徴です。
1−2歳くらいで、まだ小さなものを口に入れてしまう恐れがある子供がいる場合は注意が必要です。
吸い込むと窒息の危険性もあるため、兄弟に幼い子供がいる場合は慎重に扱わねばなりません。
床に散らばってしまうと片付けるのも大変なので、遊ぶ場所を決めたり、収納する方法を子供と一緒に相談しておくのがよいでしょう。
どれを買うべき?
4〜5歳頃であれば、最初は親の手伝いが必要です。
小さなものから練習するなら、以下のベーシックセットがおすすめです。
ただ、小さなものだとパーツが少なく、自由な発想で色々なものを作る、といったことが難しくなります。
その点を踏まえると、最初から大きな商品を購入するのもよいと思います。
説明書を見ながら、プラモデルのように作っていくことができますし、パーツ数が多いので、既存の商品以外にも自由に造形することができます。
また、さらに知育効果にこだわるのであれば、算数を学ぶことに特化した商品を選ぶのもよいでしょう。
ラキューは、他の商品とは異なる多くの特徴を持つユニークな知育ブロックです。
5〜6歳頃に購入するのがおすすめです。
以下の記事もご参照ください。
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